2014年09月25日
リトルリーガーズショルダー(野球肩)
小学、中学生の野球による肩の障害の中で多いのがこのリトルリーガーズショルダーとよばれるものです。
成長期の肩関節はまだ完全に骨が出来上がっているわけではないので、どうしても軟骨部分が弱く、度重なるストレスに負けてしまいます。また、フォームが十分に固まっていない中で無理な投球動作を繰り返すことにより、発症するケースも見受けられます
過度の投球や、無理な投球動作が要因となることが多いでしょう。
その他、肩関節の可動域制限や体幹・下半身の柔軟性の低下なども原因となることがあります。
まずはレントゲンにて成長軟骨(骨端線・こったんせん)の損傷度合いの確認が必要となってきます。
骨端線の離開が確認されるうちは、投球動作は禁止となります。
また、この時期に肩関節に負担をかけないよう、リハビリで姿勢調節・体幹強化、骨盤、腰の可動域の再獲得などいつでも投球できるような体作りを行っていきます。
だいたい1ヶ月くらいの投球禁止で痛みが軽減しますので、それからスローイングの練習をおこなっていきます
必ず肩関節周囲のストレッチは入念に行いましょう。
また、一度痛めた箇所は「かばい」のクセがついていることがあります。恐怖感や不安感が残るうちは決して無理をせず、まずはじっくりとフォームを固めるようにしましょう

2014年07月30日
女子野球
昨晩は嬉野多良合同女子野球のトレーナー。
今年は武雄市の女の子にも広く参加募集されて
わが橘少年からも2年生の女子が参加させてもらってます~
今月行われる九州大会に向けての嬉野みゆき公園ドームで練習。
女子の時代ですね〜
皆上手い‼︎
毎年、子供たちの成長には感心させられます~

今年は武雄市の女の子にも広く参加募集されて
わが橘少年からも2年生の女子が参加させてもらってます~
今月行われる九州大会に向けての嬉野みゆき公園ドームで練習。
女子の時代ですね〜
皆上手い‼︎
毎年、子供たちの成長には感心させられます~

2014年07月24日
肩痛…
リトルリーガーズショルダー(野球肩)
小学、中学生の野球による肩の障害の中で多いのがこのリトルリーガーズショルダーとよばれるものです。
成長期の肩関節はまだ完全に骨が出来上がっているわけではないので、どうしても軟骨部分が弱く、度重なるストレスに負けてしまいます。また、フォームが十分に固まっていない中で無理な投球動作を繰り返すことにより、発症するケースも見受けられます
過度の投球や、無理な投球動作が要因となることが多いでしょう。
その他、肩関節の可動域制限や体幹・下半身の柔軟性の低下なども原因となることがあります。
まずはレントゲンにて成長軟骨(骨端線・こったんせん)の損傷度合いの確認が必要となってきます。
骨端線の離開が確認されるうちは、投球動作は禁止となります。
また、この時期に肩関節に負担をかけないよう、リハビリで姿勢調節・体幹強化、骨盤、腰の可動域の再獲得などいつでも投球できるような体作りを行っていきます。
だいたい1ヶ月くらいの投球禁止で痛みが軽減しますので、それからスローイングの練習をおこなっていきます
必ず肩関節周囲のストレッチは入念に行いましょう。
また、一度痛めた箇所は「かばい」のクセがついていることがあります。恐怖感や不安感が残るうちは決して無理をせず、まずはじっくりとフォームを固めるようにしましょう

2014年07月23日
佐賀北優勝~
佐賀北優勝おめでとう~
延長10回、佐賀北は2死から諸富が右中間三塁打を放ち、遊ゴロ失で勝ち越した。
その裏。エース福井が2死満塁。勝利目前から一転、サヨナラ負けのピンチとなった。ひたすら真っすぐ。カウント3―1になっても同じ。最後も直球で空を切らせた。
春まで不安定さばかりが目立った福井が最後をしっかりしめた。
5試合のうち3試合で延長戦をくぐり抜けたチームは甲子園でも期待できますね~

2014年07月22日
熱中症対策
体重管理で熱中症対策
毎朝起床時に体重を計ると疲労の回復状態や体調のチェックに役立ちます。また、運動前後に体重を計ると運動中に汗などで失われた水分量が求められます。体重の3%の水分が失われると運動能力や体温調節能力が低下しますので、運動による体重減少が2%をこえないように水分を補給しましょう。
http://urx.nu/akqq
毎朝起床時に体重を計ると疲労の回復状態や体調のチェックに役立ちます。また、運動前後に体重を計ると運動中に汗などで失われた水分量が求められます。体重の3%の水分が失われると運動能力や体温調節能力が低下しますので、運動による体重減少が2%をこえないように水分を補給しましょう。
http://urx.nu/akqq
2013年05月30日
頑張れ~
明日から高校総体、NHK杯がはじまりますね~
先週から夕方になると
部活動を頑張っている生徒さんが治療にみえられます~
小学校から治療させてもらっている患者さんも
今年で高校3年生。
早いですね~
頑張れ~
目指せインターハイ!
目指せ甲子園!
松尾接骨院 Facebook
https://www.facebook.com/#!/matuosekotuin
先週から夕方になると
部活動を頑張っている生徒さんが治療にみえられます~
小学校から治療させてもらっている患者さんも
今年で高校3年生。
早いですね~
頑張れ~
目指せインターハイ!
目指せ甲子園!
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2013年05月19日
2013年01月26日
球速アップ~

先日、すぽるとで元メジャーリーガーの斎藤隆投手(今季楽天)が出演されてました。
その際、日本人と外国人選手の違いについてはなされてました。
日本人は外国人選手と比べて胴が長いため下半身から上半身に力を伝えるには胴周りの筋力、また使い方が重要だとのことです。
今まで胴が長いといった視点からトレーニングを見たことがありませんでしたが斎藤投手もアメリカに行く直前体幹トレーニングに力を入れた結果、日本時代出ていなかった150キロ台のストレートを投げれることができたそうです。
一見、腹筋背筋など体幹を鍛えることと球速は関係ないように感じますが実は球速を上げることの大事な要因のひとつです~
2012年08月28日
抹茶

それらしきお店に入ってみたら
なんと!!!
抹茶のドリンク専門店(゜Д゜;)
お店の看板よく見たら
大きく「green tea」て書いてあった!!!
間違えた(T^T)
でも、どちらかと言うと
抹茶好きだから、注文。
抹茶ソフトクリームラテ(●^o^●)
おいしかった↑
けど、甘かったぁ↓
たまには、いいかな☆彡
岩永ブログでした(^_^)v
2012年07月30日
アイシング?

病院での診察を受けた後に痛みのある部位をどのようにケアをしていけばいいのか、「冷やす」「温める」の違いについてお話をしたいと思います。
病院で診察を受けたときに「患部を冷やしましょう」とか「練習前にしっかり温めてから参加しましょう」と言われることがあると思います。冷やすことと温めることはまったく逆の対応なので、戸惑った経験のある選手もいるかもしれません。これはケガの程度や炎症状態によって使い分けをしているのです。ケガには大きく二つに分けて考えます。一つは「スポーツ外傷」ともう一つは「スポーツ障害」です。
《スポーツ外傷》
突発的なケガのことをさし、デッドボールによる打撲やベースを踏み損ねて捻挫をした、相手選手と交錯してスパイク等で出血したといった、原因の特定できる突然起こるケガのことです。この場合ケガをすると痛みが出る、患部が腫れてくる、内出血がみられる等の炎症症状が起こります。急性期の炎症症状はおよそ48時間~72時間程度(2、3日)続くといわれ、この状態を少しでも軽くするために患部をアイシングすることが必要となります(第3回 投げた後に氷で冷やすのはなぜ?を参照)。
《スポーツ障害》
突然起こるケガとは違い、投球動作の繰り返しによる疲労や柔軟性、筋力の低下などが原因となって起こってくるもので、明らかな原因が特定しにくいもののことを言います。以前からずっと肘が痛い、バッティングをすると手首が痛いなど、普段の生活の中で感じる痛みよりも、スポーツ動作を行うことでその痛みが増します。痛みのある場合はアイシングを行いますが、練習前などには患部を温めて周囲の筋肉や腱などの動きを高めるようにすると良いでしょう。練習後に痛みがある場合はアイシングを行うようにします。
患部を温めることは血流を良くし、組織が再生して早く回復するための手助けとなります。冷やしっぱなしではケガの回復は遅くなりますので、炎症状態がおさまった段階で温めるほうへと移行していくことになります。その目安が48時間~72時間ということですが、これはケガの程度や部位、状態などによって違ってきます。およその目安としては、患部に熱感がないこと、腫れや内出血の程度がおさまってきていること、運動をしていない状態では痛みがないことなどが挙げられますが、あくまでも参考程度にとどめ、医師とよく相談の上、指示を仰ぐようにしましょう。
患部を温める方法としては入浴や蒸しタオルなどを使って体の外から温める方法と、ウォーミングアップ等を十分に行って体の中から温める方法があります。練習前であれば入浴することはなかなかむずかしいと思いますので、しっかりウォーミングアップを行って汗をかき、体温や筋温を上げるように心がけましょう。また患部周辺の筋肉などを軽くほぐす、ストレッチを行うことは筋肉の柔軟性が高まるだけでなく、血流も良くなりますのでオススメです。練習後、痛みをあまり感じないようでしたら入浴や蒸しタオルなどで患部を温めましょう。蒸しタオルは濡らしたタオルをしぼり、電子レンジで1分~2分程度温めると素早く準備できますよ。
「冷やす」と「温める」の境界線がなかなかわからずに悩んでいた人もいると思いますが、ケガの状態にあわせてうまく使い分けるようにしてみてくださいね。
【冷やすと温めるの使い分け】
●急にケガした「スポーツ外傷」はまず冷やす
●急性期の炎症症状は48時間~72時間程度続くので、その間は冷やす
●慢性的な「スポーツ障害」は練習前に患部を温め、血流を良くする
●温める方法は体の外から(入浴・蒸しタオル等)と体の中から(ウォームアップ等)がある
●冷やしっぱなしではケガからの回復は遅くなる
2012年07月25日
2012年07月20日
岩永ブログ

昨日、
初めて「一人映画」しました( ´艸`)
海猿最高☆
かっこよかったぁ!
出演者が素敵なのは当然ですが、
なんというか、
男くささがたまらん(≧∇≦*)
無意識に、力の入ってる自分がいました。
終わった後、若干の船酔いな感じ↓↓
たまには映画も、
いいもんですね☆彡
2012年07月18日
岩永ブログ
院長、緊急入院!!!
突然ですが、
結構迷惑かけてました院長ですが、
やっぱり体調がおもわしくなく、
この度、完全休養する事になりました(T_T)
患者の皆様には、
ますますのご迷惑をおかけしますが、
樋渡先生が頑張ります!!!
頑張る…はずσ(^_^;
みんなで
樋渡先生を応援してください(^^)/
院長はいませんが、
接骨院は開いてます☆
お待ちしてま〜す(*^O^*)
突然ですが、
結構迷惑かけてました院長ですが、
やっぱり体調がおもわしくなく、
この度、完全休養する事になりました(T_T)
患者の皆様には、
ますますのご迷惑をおかけしますが、
樋渡先生が頑張ります!!!
頑張る…はずσ(^_^;
みんなで
樋渡先生を応援してください(^^)/
院長はいませんが、
接骨院は開いてます☆
お待ちしてま〜す(*^O^*)
タグ :接骨院
2012年07月17日
川崎ブログ
昨日は4、5日前からグラついていた長男の乳歯がやっと抜けました。
初めて乳歯が抜けるのが待ち遠しかった様で、抜けた時は大喜びで報告に来ました。
記憶はさだかではなかったのですが、下の歯は屋根に投げて、上の歯はトイレだっけ?床下だったけ?と考えながら、今回は下の歯だったので屋根に投げました。
間違ってたっけ…(・・;)
初めて乳歯が抜けるのが待ち遠しかった様で、抜けた時は大喜びで報告に来ました。
記憶はさだかではなかったのですが、下の歯は屋根に投げて、上の歯はトイレだっけ?床下だったけ?と考えながら、今回は下の歯だったので屋根に投げました。
間違ってたっけ…(・・;)
2012年07月14日
川崎ブログ
今朝は昨日からの大雨の影響で通勤道路があちこち冠水のため通行止めになったりしていて、少し遠回り出勤になりました(・・;)
雨はだいぶ小降りになってきましたが、河川もかなり増水していますし、各地でも大変な被害が出ているので、油断しないで皆さん気を付けましょう!
今日は鹿島の花火大会の予定だけど…
やっぱり中止かな〜
雨はだいぶ小降りになってきましたが、河川もかなり増水していますし、各地でも大変な被害が出ているので、油断しないで皆さん気を付けましょう!
今日は鹿島の花火大会の予定だけど…
やっぱり中止かな〜

2012年05月11日
受け付けブログ
昨日は、こどものバス旅行で諫早の山茶花高原へ
すごく良い天気で暑くなりそうだと思っていたのですが、山の上だったので風が多少強かったですが、涼しくて過ごしやすかったです。
子供はアスレチックや遊具が適度にあって大喜びでしたが、親は広すぎてクタクタ状態でした。
同じ敷地内にあるハーブ園でチョットお茶でもしたかったのですが、そんな時間は無く、バタバタの一日でした。
家族でゆっくりピクニックに行くには一日のんびり過ごせそうなので今度は時間を気にしないで行ってみようと思います。
受け付け 川崎
すごく良い天気で暑くなりそうだと思っていたのですが、山の上だったので風が多少強かったですが、涼しくて過ごしやすかったです。
子供はアスレチックや遊具が適度にあって大喜びでしたが、親は広すぎてクタクタ状態でした。
同じ敷地内にあるハーブ園でチョットお茶でもしたかったのですが、そんな時間は無く、バタバタの一日でした。
家族でゆっくりピクニックに行くには一日のんびり過ごせそうなので今度は時間を気にしないで行ってみようと思います。
受け付け 川崎
タグ :接骨院
2011年10月27日
硬式ボールの投げ始めに気をつけたいこと
皆さんは硬式ボールの重さはどのくらいか答えられますか。規定によれば141.7~148.8gの重量のものが採用されています。たった150g未満の重さですが、繰り返し投げ続けることで肩や肘に負担がかかり痛みを伴うことがあります。痛みの原因として考えられるのは大きく2つ。1つは「投げ始めのフォームに問題があること」、もう1つは投げる筋力が追いつかずに「投げすぎによる疲労によって関節や筋肉、靱帯に負担がかかること」です。
投げ始めのフォームについては、下半身を使った投球動作ではなくいわゆる「手投げ」状態になってしまうことがあります。投球動作は本来、下半身から上半身にかけて力を連動させて投げるものですが、投げる感覚を忘れてしまっているとどうしても上半身の肩や肘のしなりだけを利用して投げようとする傾向が見られます。こうなると肩や肘の関節には大きな負担がかかりやすく、いくらトレーニングを積んでいても筋力的にも追いつかずに負担をかけ、痛みを感じるということになります。
このような選手の投げ方をチェックしてみると、投げるときに身体が浮き上がってしまう状態になることが多く、下半身をうまく使えていないことがわかります。また足のステップ幅が狭くなっているのも特徴的です。
個人差はありますが、投球時のステップ幅は靴の長さで5歩半~6歩程度を目安にすると良いでしょう(投手はマウンドの傾斜があるのでこれよりも広くなります)。
ステップ幅は写真のように靴のかかととつま先を合わせて歩数で測るようにします。
この範囲で、右投げであれば右の股関節(支持足)から左の股関節(踏み込み足)への重心移動をより意識して投げるようにすると、必然的に下半身をしっかり使った投球動作になります。
支持足である股関節部分のユニフォームに軽くしわが入るように体重をのせ、投げる動作で踏み込み足側の股関節へと体重移動を行うこと。投げ始めで肩や肘が痛い、違和感があるなと感じるときは、まず投球フォームがいわゆる「手投げ」状態になっていないかどうかをチェックしてみてください。また痛みへの対応としては痛い部位へのアイシングを忘れずに行うようにしましょう(第3回コラム「投げた後に氷で冷やすのはなぜ?」を参照のこと)。
●投げ始めで肩や肘が痛いと感じたらまずは投球フォームをチェックする
●身体が浮き上がって投げていないか
●投球時のステップ幅が狭くなっていないか(目安は足の長さで5歩半~6歩程度)
●股関節の重心移動を意識する(支持足から踏み込み足へ)
●支持足のユニフォームに軽くしわが入るように体重をのせる
●痛みのセルフケア(アイシングなど)も忘れずに
投げ始めのフォームについては、下半身を使った投球動作ではなくいわゆる「手投げ」状態になってしまうことがあります。投球動作は本来、下半身から上半身にかけて力を連動させて投げるものですが、投げる感覚を忘れてしまっているとどうしても上半身の肩や肘のしなりだけを利用して投げようとする傾向が見られます。こうなると肩や肘の関節には大きな負担がかかりやすく、いくらトレーニングを積んでいても筋力的にも追いつかずに負担をかけ、痛みを感じるということになります。
このような選手の投げ方をチェックしてみると、投げるときに身体が浮き上がってしまう状態になることが多く、下半身をうまく使えていないことがわかります。また足のステップ幅が狭くなっているのも特徴的です。
個人差はありますが、投球時のステップ幅は靴の長さで5歩半~6歩程度を目安にすると良いでしょう(投手はマウンドの傾斜があるのでこれよりも広くなります)。
ステップ幅は写真のように靴のかかととつま先を合わせて歩数で測るようにします。
この範囲で、右投げであれば右の股関節(支持足)から左の股関節(踏み込み足)への重心移動をより意識して投げるようにすると、必然的に下半身をしっかり使った投球動作になります。
支持足である股関節部分のユニフォームに軽くしわが入るように体重をのせ、投げる動作で踏み込み足側の股関節へと体重移動を行うこと。投げ始めで肩や肘が痛い、違和感があるなと感じるときは、まず投球フォームがいわゆる「手投げ」状態になっていないかどうかをチェックしてみてください。また痛みへの対応としては痛い部位へのアイシングを忘れずに行うようにしましょう(第3回コラム「投げた後に氷で冷やすのはなぜ?」を参照のこと)。
●投げ始めで肩や肘が痛いと感じたらまずは投球フォームをチェックする
●身体が浮き上がって投げていないか
●投球時のステップ幅が狭くなっていないか(目安は足の長さで5歩半~6歩程度)
●股関節の重心移動を意識する(支持足から踏み込み足へ)
●支持足のユニフォームに軽くしわが入るように体重をのせる
●痛みのセルフケア(アイシングなど)も忘れずに
2011年10月26日
応急処置の基本はRICE

ケガには予防できるもの(スポーツ障害)と突発的に起こってしまうもの(スポーツ外傷)があります。今回は急にケガをしたときにまず行ってほしい応急処置の基本を説明したいと思います。
打撲や捻挫、肉離れなどのケガをしたときに、皆さんはどのような対応をしましたか?すぐに病院に行く、練習を休む、安静にしておくなどいろんな回答を想像しますが、まず行ってほしいことがRICE処置です。RICEとは基本的な4つの対応法を理解しやすく覚えるために、英語の頭文字をもじったもので、安静(Rest)、冷却(Icing)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の4つを表します。
1)安静(Rest)
これは身体を動かさずに横になっているという意味ではなく、ケガをした部位を安静状態に保つということです。ケガをした後も無理に動かすとケガの状態が悪くなってしまうことがありますので、出来るだけ休ませましょう。患部を動かさないようにある程度固定し、様子をみることが必要です。
2)冷却(Icing)
ケガをしたところを氷などで冷やします。冷やすことによって患部の毛細血管が収縮し、出血を抑えて腫れを防ぐことができます(冷やすことの効果については第3回コラム「投げた後に氷で冷やすのはなぜ?」に詳しく解説しています)。実際の方法としては氷などを用いて患部を約20分~30分ほどかけて冷やします。時間の経過とともに皮膚の感覚は、冷たくて我慢できない感じ→ヒリヒリする感じ→しびれて感覚がなくなる感じ、と変化します。目安としては感覚がなくなってから5~10分ほどたったら一度アイシングを終了するようにしましょう。これは冷却による低温やけど(主に市販の冷却剤を使用する場合)を予防するためです。
その後、時間をかけて皮膚感覚を取り戻します。アイシングにかけた時間のおよそ倍の時間を目安としましょう(30分アイシングを行ったのであれば1時間程度は常温で安静状態にしておく)。痛みがひどいときはこのサイクルを何度も繰り返すことが大切です。突発的なケガへの対応としてはこのサイクルを24時間~48時間行うことが理想であるといわれています。またケガをした後のリハビリテーションやスポーツ活動をした後の疲労回復などにも効果的です。
3)圧迫(Compression)
ケガをした部位に包帯やテープを用いて軽く圧迫することで内出血を抑えます。きつく圧迫しすぎてしまうと神経や太い血管まで影響が及びますので、圧迫した後に患部より先がしびれたり、色が変わったりしないかを確認したうえで行うようにしましょう。また「締め付けがきついな」と感じたらすぐにゆるめるようにしましょう。
4)挙上(Elevation)
ケガをした部位を心臓よりも高く上げることで、血液の心臓への戻りを促し、内出血などによる腫れを防ぎます。患部の下に座布団やタオルなどをいれるとより楽に挙上することができます。挙上状態を保ちにくい部位をケガした場合は、無理に心臓よりも高く挙げる必要はありません。
ケガをした後に、適切なRICE処置を行うことでケガをした部位の痛みが軽減され、競技復帰への時間短縮につながります。ただしこれはあくまでも救急処置であり、骨折や捻挫、肉離れなど骨や靱帯、筋肉の損傷を治癒させるものではありません。必ず医師による処置や診断を受けるようにしてくださいね。
【基本のRICE処置】
●突発的なケガにはまずRICE処置を行う
●RICEとは安静(Rest)、冷却(Icing)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)
●冷却剤を使用する場合には低温やけどに十分注意する
●冷却時間と回復時間の目安はおよそ1対2
●圧迫はきつく締めすぎないように注意(締めすぎサインはしびれや変色)
●RICE処置はあくまでも応急処置。必ず医師による診察を受けましょう。
松尾接骨院
0954-23-4992
http://sipnavi.jp/town/49061/index.html
武雄ビューティーカレッジ
0954-36-5563
http://tbc.sagafan.jp/e340402.html
2011年10月25日
これは冷やす?温める?

病院での診察を受けた後に痛みのある部位をどのようにケアをしていけばいいのか、「冷やす」「温める」の違いについてお話をしたいと思います。
病院で診察を受けたときに「患部を冷やしましょう」とか「練習前にしっかり温めてから参加しましょう」と言われることがあると思います。冷やすことと温めることはまったく逆の対応なので、戸惑った経験のある選手もいるかもしれません。これはケガの程度や炎症状態によって使い分けをしているのです。ケガには大きく二つに分けて考えます。一つは「スポーツ外傷」ともう一つは「スポーツ障害」です。
《スポーツ外傷》
突発的なケガのことをさし、デッドボールによる打撲やベースを踏み損ねて捻挫をした、相手選手と交錯してスパイク等で出血したといった、原因の特定できる突然起こるケガのことです。この場合ケガをすると痛みが出る、患部が腫れてくる、内出血がみられる等の炎症症状が起こります。急性期の炎症症状はおよそ48時間~72時間程度(2、3日)続くといわれ、この状態を少しでも軽くするために患部をアイシングすることが必要となります(第3回 投げた後に氷で冷やすのはなぜ?を参照)。
《スポーツ障害》
突然起こるケガとは違い、投球動作の繰り返しによる疲労や柔軟性、筋力の低下などが原因となって起こってくるもので、明らかな原因が特定しにくいもののことを言います。以前からずっと肘が痛い、バッティングをすると手首が痛いなど、普段の生活の中で感じる痛みよりも、スポーツ動作を行うことでその痛みが増します。痛みのある場合はアイシングを行いますが、練習前などには患部を温めて周囲の筋肉や腱などの動きを高めるようにすると良いでしょう。練習後に痛みがある場合はアイシングを行うようにします。
患部を温めることは血流を良くし、組織が再生して早く回復するための手助けとなります。冷やしっぱなしではケガの回復は遅くなりますので、炎症状態がおさまった段階で温めるほうへと移行していくことになります。その目安が48時間~72時間ということですが、これはケガの程度や部位、状態などによって違ってきます。およその目安としては、患部に熱感がないこと、腫れや内出血の程度がおさまってきていること、運動をしていない状態では痛みがないことなどが挙げられますが、あくまでも参考程度にとどめ、医師とよく相談の上、指示を仰ぐようにしましょう。
患部を温める方法としては入浴や蒸しタオルなどを使って体の外から温める方法と、ウォーミングアップ等を十分に行って体の中から温める方法があります。練習前であれば入浴することはなかなかむずかしいと思いますので、しっかりウォーミングアップを行って汗をかき、体温や筋温を上げるように心がけましょう。また患部周辺の筋肉などを軽くほぐす、ストレッチを行うことは筋肉の柔軟性が高まるだけでなく、血流も良くなりますのでオススメです。練習後、痛みをあまり感じないようでしたら入浴や蒸しタオルなどで患部を温めましょう。蒸しタオルは濡らしたタオルをしぼり、電子レンジで1分~2分程度温めると素早く準備できますよ。
「冷やす」と「温める」の境界線がなかなかわからずに悩んでいた人もいると思いますが、ケガの状態にあわせてうまく使い分けるようにしてみてくださいね。
【冷やすと温めるの使い分け】
●急にケガした「スポーツ外傷」はまず冷やす
●急性期の炎症症状は48時間~72時間程度続くので、その間は冷やす
●慢性的な「スポーツ障害」は練習前に患部を温め、血流を良くする
●温める方法は体の外から(入浴・蒸しタオル等)と体の中から(ウォームアップ等)がある
●冷やしっぱなしではケガからの回復は遅くなる
松尾接骨院
0954-23-4992
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武雄ビューティーカレッジ
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2011年10月24日
風邪

感染症
スポーツの秋ですね~
これから冬にかけて選手の皆さんも体調管理が非常に難しくなります。
感染症といって真っ先に思い出すのが「風邪」。風邪を引き起こすウイルスは約200種類とも言われ、空気中に存在します。ウイルスは乾燥を好むため、これからの時期にかけて活動が活発になります。喉が乾燥してしまうとウイルスを通しやすくなってしまうため、こまめなうがいや手洗いが欠かせません。練習後や帰宅した時、人混みにいた時、空気が乾燥している時、朝起きた時(口腔内の菌の数が一番多い)など、気がついたら行うよう習慣づけましょう。チームでも練習後にうがいコーナーを設置して、うがい薬と紙コップなどを準備することも一つの感染症対策です。
【うがい・手洗いの方法】
・うがいは上を向いて喉の奥を洗うようにガラガラガラと行い、10数えて吐き出します。これをもう一度行いましょう。
・手洗いは石けんを使い、手のひらだけではなく、手の甲、指の間、指先と爪の間、親指の付け根、そして最後に手首を洗います。
また体の免疫力が低下してしまうとウイルスに感染しやすくなることもわかっています。疲れたなと感じているときは要注意! バランスの取れた栄養のある食事をとり、十分な休息・睡眠を取るよう心がけましょう。免疫力を高めるためにお手軽に食べられるものといえばバナナ。ヨーグルトとともに食べたり、牛乳を加えてのバナナジュースなどは特にオススメです。熱っぽさを感じたり、体調がすぐれない場合は練習を休み、体調回復に努めるようにしましょう。ムリに続けていると自分の体調が悪化するだけではなく、他の選手たちにも感染してしまう恐れがあります